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パソコンの性能(スペック)で重要なのは「メモリ・CPU・HDD(SSD)」の3つです。
パソコン初心者の方はまず、この3つの単語の意味を理解することで自分に最適なパソコンを選ぶことができるようになります。
メモリ・CPU・HDD(SSD)のそれぞれは下記のようによく例えられます。

メモリ
作業机(広くて大きいほど作業しやすい。メモリも大きいほど良い)
CPU
人間で言う頭の回転速度(処理速度が早い方がサクサク快適)
HDD(SSD)
書斎・本棚(あらゆるものを保存する場所)
とは言え、例えだけではなんのこっちゃよくわからないので本記事で丁寧に解説していきます!
「メモリ」の意味・役割とは

メモリは作業机のようなものだとよく例えられると先述しました。
メモリは英語で「Memory」。記憶という意味を持っているよ。
作業机は広くて大きいほど作業がしやすいですよね。
狭くて小さいと書類もゴチャゴチャして使いにくい・・・。
この考え方と同様に、パソコンのメモリも大きければ大きいほど作業が同時に効率よく行えます。
メモリが小さいのにパソコンに負荷がかかるアプリやゲームを同時に行うとメモリに収まりきらないので処理がしきれなくなります。
さらに起動しているのがゲームだけだとしても、そのゲームの負荷が大きければそれだけでメモリの少ないパソコンは重くなったり強制終了してしまいます。
つまり、メモリが大きければ複数の重たいアプリを開いていても快適にパソコンが扱えるということなんです!
これで、メモリの重要性はわかっていただけたかと思います。
メモリの容量別でみる目的と用途
では、実際にどのくらいのメモリを選ぶのが自分にあってるのか。
そこが一番重要ですので、下の表から当てはまるものを確認してみましょう
目的と用途 | メモリ推奨容量 |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント) ・インターネット検索、動画閲覧(Youtube,Hulu)など ・ビジネス用途 ・簡単な画像や動画の編集 |
4GB |
・Adobe系ソフトの使用(WEBデザイナー・コーダーに) ・本格的な画像編集、動画編集、製図(CAD等) ・軽めのオンラインゲーム |
8GB |
・ガチなオンラインゲーム ・プロフェッショナルな動画編集 ・タスクを開きまくって作業したい人 |
16GB |
おすすめのメモリは「初心者必見!おすすめのメモリと選び方をやさしく紹介」の記事をご覧ください。
「CPU」の意味・役割とは

CPUは人間で言う頭の回転速度のようなものだとよく例えられると先述しました。
CPUは「Central Processing Unit」の略で制御や演算をする中央処理装置だよ
頭の回転の早い人は何事もスピーディーに物事をこなしていきます。
次の行動に移るのは「速さ」が重要ですよね。
CPUはパソコンの演算処理を行う非常に重要な部分で、処理速度の速さに繋がります。
CPUはインテルとAMDの2大メーカーが販売
CPUは『インテルが販売するCore iシリーズ』と『AMDが販売するRyzenシリーズ』の二極化となっているのが現状です。
インテルCPUとAMDCPUの詳しい違いは下記の記事をご覧ください。

CPU性能の見方
CPUの性能は数字が大きくなるほど良いので、
【Core i3,Ryzen3 < Core i5,Ryzen5 < Core i7,Ryzen7】という順番で性能が高くなります。
これがCPUを選ぶ際の基準になります。
そして数字が大きくなるほど価格も比例して高くなります。ですので、自分が使う目的・用途に応じたCPUを選ぶことが価格を抑えるポイントです!
メモリの表と同様に下の表を参考に選びましょう。
目的と用途 | 推奨CPU |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント) ・インターネット検索、動画閲覧(Youtube,Hulu)など ・ビジネス用途 ・簡単な画像や動画の編集 |
Core i3 Ryzen3 |
・Adobe系ソフトの使用(WEBデザイナー・コーダーに) ・本格的な画像編集、動画編集、製図(CAD等) ・軽めのオンラインゲーム |
Core i5 Ryzen5 |
・ガチなオンラインゲーム ・プロフェッショナルな動画編集 ・タスクを開きまくって作業したい人 |
Core i7 Ryzen7 |
※CPUの価格もグレードが上がる毎に高くなりますが高性能のCPUは消費電力・発熱量も多くなるため日常的な電気代も上がります。
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「SSD/HDD」の意味・役割とは

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)、HDDはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略称です。
SSD・HDD共にパソコンのあらゆるデータを保管する役割があります。
凄く簡単に言うと、SSDのほうが処理能力が高くて価格も高い。HDDは処理能力は遅いけれど容量が多くあっても価格が安い傾向にあります。
SSDとHDDって何が違うの?プロが詳しく解説します」をご覧ください。 SSDとHDDの詳しい違いは「
SSD・HDDは【ストレージ】という「容量」をつかさどる部分で、容量が大きいほど多くのデータを保存できます。
スマホの写真をパソコンに保存したり、動画を保存したりと容量の大きいものを扱う場合はその分容量を確保する必要があります。
容量別にみる写真・動画の保存量
容量に対して写真・動画がどのくらい保存できるかは下の表でご確認ください。
容量 | 写真保存枚数 | 動画保存時間 |
---|---|---|
128GB | 1800万画素の写真データ 約19,000枚 | 約20時間 |
256GB | 1800万画素の写真データ 約38,000枚 | 約40時間 |
512GB | 1800万画素の写真データ 約76,000枚 | 約80時間 |
1TB | 1800万画素の写真データ 約150,000枚 | 約160時間 |
ビジネス目的でOfficeなどを使った書類の保存・写真・音楽ファイル程度であれば128GBで十分。
Adobeソフトや動画編集、ビデオや写真をよく撮る人は256GB以上を選びましょう。
ただ、HDDは通常パソコンを購入した時に内蔵されている「内蔵HDD」の他に「外付けHDD」が販売されているんです。
そのため、容量が足りない場合は外付けHDDを別途購入すれば良いので、最初にめちゃくちゃ大容量の内蔵HDDにしなくても大丈夫。
外付けHDDのおすすめは「外付けHDD(ハードディスク)おすすめランキング【据え置き/持ち運びタイプ別】」をご覧ください。
まとめ : メモリ・CPU・HDD(SSD)の意味と違いを理解しておけばパソコン選びがグッと簡単になる!
本記事では《【初心者必見】パソコンの基本的な性能の選び方(メモリ・CPU・HDD/SSD)を丁寧に解説します。》についてまとめてきました。
▼メモリの選び方の基準▼
目的と用途 | メモリ推奨容量 |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント) ・インターネット検索、動画閲覧(Youtube,Hulu)など ・ビジネス用途 ・簡単な画像や動画の編集 |
4GB |
・Adobe系ソフトの使用(WEBデザイナー・コーダーに) ・本格的な画像編集、動画編集、製図(CAD等) ・軽めのオンラインゲーム |
8GB |
・ガチなオンラインゲーム ・プロフェッショナルな動画編集 ・タスクを開きまくって作業したい人 |
16GB |
▼CPUの選び方の基準▼
目的と用途 | 推奨CPU |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント) ・インターネット検索、動画閲覧(Youtube,Hulu)など ・ビジネス用途 ・簡単な画像や動画の編集 |
Core i3 |
・Adobe系ソフトの使用(WEBデザイナー・コーダーに) ・本格的な画像編集、動画編集、製図(CAD等) ・軽めのオンラインゲーム |
Core i5 |
・ガチなオンラインゲーム ・プロフェッショナルな動画編集 ・タスクを開きまくって作業したい人 |
Core i7 |
▼HDDの選び方の基準▼
目的と用途 | HDD推奨容量 |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント)の保存 ・写真の保存 ・音楽の保存 ・ビジネス目的 |
128GB |
・Adobeを使って保存する人 ・写真や動画を多く保存する人 |
256GB以上 |
それでは、自分に合ったスペックを選んで楽しいパソコンライフを送ってください!

