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ハイエンドのゲーミングキーボードでは高い人気を誇る Razer が発売している BlackWidow シリーズ。
BlackWidow の中で最もハイエンドなのが、今回レビューする「Razer BlackWidow Elite」です。
豊富なインターフェイスを備え、Razer Synapse というソフトウェアで、「できないことはない!」といえるハイエンドな仕様になっています。
実際に使っている様子もふまえて紹介します。自分オリジナルにカスタマイズできるキーボードを探している人にはぴったりな商品です。
Razer BlackWidow Elite のスペック
Razer BlackWidow Eliteの基本的なスペックは以下の通りです。
タイプ | フルキーボード |
配列 | 英語・日本語 |
スイッチ | 緑・オレンジ・黄(メカニカルスイッチ) |
キーストローク | 4mm(黄色軸は3.5mm) |
複数キー同時押し | 対応 |
ストローク寿命 | 8000万回 |
接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows |
価格 | 26,800円(2021年1月時点) |
購入先 | Amazon |
軸の種類
Razer BlackWidow Elite には緑軸・オレンジ軸・黄色軸の3種類が用意されています。各軸の違いは以下の通りです。
打鍵感 | 静音性 | キーの深さ(検知) | |
緑軸 | ◎ | △ | 4.0mm(1.9mm) |
オレンジ軸 | 〇 | 〇 | 4.0mm(1.9mm) |
黄色軸 | △ | ◎ | 3.5mm(1.2mm) |
緑軸は、しっかりとクリック感を楽しみたい方向け、黄色軸は反応速度にこだわる人や静かな音を好む人向けです。
今回レビューしているものはオレンジ軸で、クリック感や音については緑軸と黄色軸のちょうど中間的な感じです。
Razer BlackWidow Elite の特徴
Razer BlackWidow Elite のうれしい特徴は以下の3つです。
- 豊富なインターフェイス
- Razer Synapse
- パームレストが付属
それぞれについて解説します。
豊富なインターフェイス|マルチメディアやUSBポート
キーボードの右上にはマルチメディアコントロールが付いています。音量の上げ下げや停止 / 再生、早送り / 巻き戻しの操作ができ、ワンタッチで操作できるので便利。
細かい音を聞き分けながらプレイするゲームでは、状況に応じて簡単にボリューム調整できるのはありがたいです。
左側面には USB 2.0ポートとヘッドセットポートが付いています。
裏面にはスタンドが設置されており、キーボードの傾きを調整できます。
配線も裏面の中央と両サイドの3方向からケーブルを出せる設計になっています。
Razer Synapse3|ゲーム中の誤入力を防げる!
Synapse3 は、Razer 製品をPCでカスタマイズするクラウドベースのソフトウェアです。
Synapse3 では以下のような細かい設定ができます。
キーの設定 | すべてのキーについてカスタマイズできます。マクロを組むこともできます。 |
バックライトの設定 | 色や光り方のパターンをカスタマイズします。 |
Windowsキーや半角/全角キーを無効にするカスタマイズができるため、ゲーム中のタイピングミスを最小限にできます。
具体的な操作の様子はこの後画像付きでお伝えします。
パームレストが付属|地味に嬉しいポイント
Razer パームレストが付属しているのは非常に嬉しいです。
中央には Razer のロゴも入っていてカッコいいです。ただしパームレストのロゴは光りません。
パームレストはマグネット式でキーボードにくっつきますが、キーボードの光るロゴが隠れてしまうのは少し残念。
しかし長時間の入力ではこのパームレストの有無は非常に大きいです。パームレスト本体もクッション性のよい質感のため、長時間のゲームも疲れることなくプレイできます。
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Razer BlackWidow Elite を使用してみて
購入から使用してみての感想などについて以下の観点から解説していきます。
- 購入時
- Synapse3
- 打鍵感・打鍵音
購入時|見た目がカッコいい!
パッケージはこんな感じで、Razer のカッコよさが開封の期待感を高めてくれます。
箱の外側からでも打鍵感を確認できるようになっています。
中身は
- キーボード本体:2年間のメーカー保証
- 説明書:日本語対応
- パームレスト:6ヶ月のメーカー保証
でした。
持ち上げた感じけっこう重みがあり、さすが Elite の高級感です。
連打したとしてもキーボードのズレは全くなし。
重さはコードを含めて約1,5kgでした。
パームレストも高級感ありますが、240gです!
Synapse3|PCで細かい設定
PC にキーボードを接続すると自動で Razer Synapse のインストール画面が表示されます。
「キーボード」→「カスタマイズ」とすすむとゲーミングモードのオンオフを切り替えができます。またここで無効にしたいキーを設定できます。
「キーボード」→「ライティング」とすすむと、キーボードの光り方を調整でき、光り方のバリエーションも豊富でした。
打鍵感・打鍵音|ボイスチャットにも適しています
入力時の打鍵感については安定感があり、しっかりとクリック感を楽しめ「ちょうどよい!」というのが率直な感想です。
レスポンスも問題なく、不満点は見つかりません。
フローティングデザインのため、最初はキーまでの高さを若干感じますが付属していたパームレストを使い、数時間タイピングすればすぐに慣れてあまり気にならなくなります。
パームレストの使用を想定した高さに調整された設計です。
静音性の高いオレンジ軸という点を考慮すると思ったよりは大きいですが、ボイスチャットに打鍵音が入り込むことはなく、チャットしながらのゲームには適しています。
よい意味で無難で「ちょうどよい」というのが打鍵感・打鍵音に関する総評です。はじめてゲーミングキーボードを触る人にもクセがなく安心です。
Razer BlackWidow Elite はどんな人におすすめか
Razer BlackWidow Eliteは以下のような人におすすめできます。
- フローティングデザインが好きな人
- MMOがしたい人
- オリジナルのキーボードにとことんカスタマイズしたい人
フローティングデザインが好きな人
フローティングデザインなので、フレームとキーがかなり離れており、キーの軸部分がむき出しです。
キーボードの掃除もフローティングデザインは比較的に楽にできます。
見た目や利便性から、フローティングデザインを好む人には間違いなくおすすめできます。
MMOがしたい人|ライターやプログラマーも
マルチメディアコントロールや大きくない打鍵音は、音を聞きながらシューティングで連打するにはぴったりです。
しかしテンキーがついているためFPSよりもMMOに適しています。
また文章作成やプログラミングにも便利に使えます。テンキーやマルチメディアコントロールは、実際にはゲーム以外の作業場面でも十分に活躍します。
左側面のUSBポートも、スマホの充電など地味に活用場面があります。パームレストが付いているので長時間の作業の負担を減らせるのも嬉しいポイント。
ライターやプログラマーの人もキーボードに少しこだわるなら Razer BlackWidow Elite はよい選択肢です。
オリジナルのキーボードにとことんカスタマイズしたい人
Razer Synapse についてはすでに触れましたが、キー配置や光り方などかなり細かい部分までカスタマイズでき、オリジナルのキーボードをこだわって作りたい人にはぴったりです。
すべてのキーについてカスタマイズができたり、マクロを使えたりします。
※マクロ:キーボードやマウスの複雑な一連の操作を記録し、ワンクリックで実行する機能
発色についても約1680万色から好みに合わせて調整できます。
まとめ
今回は、Razer BlackWidow のハイエンドモデル「Razer BlackWidow Elite」についてレビューしました。
豊富なインターフェイスや Synapse3 によって自分オリジナルにカスタマイズしやすい仕様になっていましたね。
デザインもカッコよく、とくにフローティングデザインが好きな人にはおすすめです。
FPSも良いですしテンキーがついているので、MMOをしたい人に向いています。
キーの入力音も抑えられていて、マイクにタイピング音が入り込むこともなく、音の点は安心です。
ゲーム以外の普段使いもできて、キーボードに少し奮発してみようと思った人はぜひお試しください。