新しくPCを購入するための目安として大切なのが【CPU】です。
CPUとは、PCの中核的重要部分であり、こちらの性能によってPCのスペックも変わってきます。
しかし、CPU性能の見方は専門的な用語も多くいまいちわかりにくかったりします。
なので、この記事では「これから新たにPCを購入したいけれども、どのようにCPU性能を見たら良いのかわからない」とお悩みの方に向けて、CPUの見方についてみっちり解説します。
- CPUとは?どのくらい大事なパーツなのか
- CPU性能の見方について
- BTOにおすすめのCPU
目次 -クリックすると移動します-
CPUとは?

CPUとは、「Central Processing Unit」の略式であり、コンピューターの中央処理装置を意味します。
PCにとって、大切な中核を担い、どのPCにも必ず搭載されています。
PCの動作や、計算、マウスの動作などがCPUの仕事です。
なので、CPUの性能が高ければ高いほど、PCの動作性や機能性をはじめとしたスペックが高いということになります。
処理速度が早ければ早いほどどんな作業もスイスイできちゃいますよね。
より高性能なPCの購入を検討している方は、特にCPUの性能についてチェックしましょう!

CPU以外のメモリやHDD・SSDについて知りたい人はこの記事をご覧ください。
CPUの基本性能の見方
CPUは現在、『Intel』と『AMD』の2社がパイを取り合う形になっています。
インテルCPUとAMD CPUの詳しい違いは下記の記事をご覧ください。価格面・処理面・愛正面で比較をしています。

IntelとAMDの基本CPU性能について
CPUの性能は基本的に数字が大きくなるほど良いスペックになります。
IntelのメインCPUである『Coreシリーズ』とAMD CPUの『Ryzenシリーズ』。
【Core i3,Ryzen3 < Core i5,Ryzen5 < Core i7,Ryzen7】という順番で性能が高くなります。
用途に応じてCPUを選ぶようにしましょう。
目的と用途 | 推奨CPU |
---|---|
・OFFICE(ワード・エクセル・パワーポイント) ・インターネット検索、動画閲覧(Youtube,Hulu)など ・ビジネス用途 ・簡単な画像や動画の編集 |
Core i3 Ryzen3 |
・Adobe系ソフトの使用(WEBデザイナー・コーダーに) ・本格的な画像編集、動画編集、製図(CAD等) ・軽めのオンラインゲーム |
Core i5 Ryzen5 |
・ガチなオンラインゲーム ・プロフェッショナルな動画編集 ・タスクを開きまくって作業したい人 |
Core i7 Ryzen7 |
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具体的なCPU性能の見方について解説
さて、ここからは具体的なCPU性能の確認の見方について解説していきます。
CPUの性能を決める重要な5要素はこちらです。
- コア数
- スレッド数
- クロック周波
- キャッシュメモリ
- バススピード
CPU性能の見方1:コア数

コアとは、CPUの内部にあり、命令を実行する中核部分を指します。よって、このコアの数値が大きければ大きいほど処理能力が高いです。
現在多くのCPUでは、クアッドコア(4コア)、ヘキサコア(6コア)、オクタコア(8コア)などの多くのコア数を備えているものが多いです。
CPU性能の見方2:スレッド数
「○コア○スレッド」のように、コア数とスレッド数は並んで表記されることが多く、こちらは「倫理コア数」とも呼ばれ、PCより認識されるコアの数を表します。
最近のCPUでは、処理能力を高める技術により、PCに実際のコア数よりも多いコア数を認識させ、効率的に処理を行うことができるものが多いです。
Intel | AMD | ||
---|---|---|---|
Pentium Celeron |
最大4コア/4スレッド | Athlon | 最大2コア/4スレッド |
Core i3 | 最大4コア/8スレッド | Ryzen 3 | 最大4コア/4スレッド |
Core i5 | 最大6コア/12スレッド | Ryzen 5 | 最大6コア/12スレッド |
Core i7 | 最大8コア/16スレッド | Ryzen 7 | 最大8コア/16スレッド |
Core i9 | 最大10コア/20スレッド | Ryzen 9 | 最大16コア/32スレッド |
CPU性能の見方3:クロック周波数
クロック周波数はCPUが1秒間で1クロックが何回繰り返されたかを指します。単位は「Hz」。
クロックは『命令を実行すること』と覚えてください。
例えば、1秒間に10回クロックされる、というのは1秒間に10回命令を実行できるということになります。
この場合のクロック周波数は10回クロックなので10Hzです。
クロック周波数の見方を簡単に言うと、1秒間に5回クロックできるものと1秒間に10回クロックできるものどっちが優秀かと言われれば数字が大きい10回クロックするほうですよね。
コア数が高いほど、クロック周波数も上がります。なので、クロック数が高いほど、処理スピードが速くなります。
CPU性能の見方4:キャッシュメモリ
キャッシュメモリとは、CPUが内蔵するメモリを指します。
こちらのキャッシュメモリは、PC動作のスピードアップのために、頻繁に取り扱うデータを蓄えることができます。
容量はメインメモリに比べ、少ないですが、速度が速いため、処理頻度の高いデータを蓄えることができます。
また、キャッシュメモリは1次キャッシュ、2次キャッシュ、3次キャッシュなど複数存在しますが、CPUによって決まっています。
数字が小さいほど高速かつ容量も小さいです。
CPU性能の見方5:バススピード
バススピードは、マザーボードのスピードを指します。
「FSB」という指標で表され、ちょっとわかりにくいかもしれませんが『CPU がそれ以外のパーツとデータをやり取りするスピード』のことになります。
こちらのバススピードが速ければ速いほど高性能です。
CPU性能の見方 まとめ
この記事では《CPUの性能はどうすればわかる?←具体的な見方を教えます【5項目をチェック】》についてまとめてきました。
CPUは性能が高ければ高いほど、どんなPC作業においても快適にこなすことができます。
- コア数
- スレッド数
- クロック周波数
- キャッシュメモリ
- バススピード
