パソコンを自作する時やBTOでCPUを選ぶ際、初心者の人はまず悩むと思います。
↑こんな悩みがありますよね。
価格別で分けているので、予算に合わせて選ぶこともできます。
- CPUの基本とポイント
- 自作・BTOにおすすめのCPU【価格・用途別】
それでは《【2021最新】自作・BTOPCにおすすめなCPUはこれだ!初心者でも用途・価格別でわかる》について書いていきます。
目次
CPUについて
CPUの役割とは

CPUはCentral Processing Unitの略で、パソコンの演算処理を行う非常に重要な部分でして、処理速度の速さに繋がります。
CPUは人間で言う【脳】の部分なのでかなりミソ。
処理性能が低いとゲームや動画編集などのパソコンに負荷がかかる作業において、動作が一時停止したり、フリーズします。処理が追い付かないためですね。
と、いうことでパソコンにおいてCPUは非常に重要な部品ですので、用途に合わせて選ぶ必要があります。
CPUの詳しい見方はこちら▼

2大CPUメーカー、「Intel」と「AMD」の違い

CPUと言えば「Intel」そして「AMD」が有名です。
少し前まではCPUと言うと「Intel」が優勢で「AMD」が後を追う形でしたが、今や【AMD】はIntelに劣らない品質で低価格とコスパに非常に優れているため、ユーザーからの支持も厚くなっています。
どちらが良いというよりは、どちらのほうが自分の用途に適しているのかで選べばOKです。
違いを詳しく知りたい人はこちらも併せてお読みください▼

自作・BTOPCにおすすめなCPU【1万円以下】
Core i3 9100F【初心者ゲーミング向け】

コア数 | 4 | スレッド数 | 4 |
---|---|---|---|
CPUソケット | LGA 1151 | チップセット | Intel 300シリーズ |
クロック周波数 | 3.6 GHz | ブーストクロック | 4.0 ~ 4.2 GHz |
オーバークロック | × | 内蔵GPU | × |
TDP | 65 W | 付属クーラー | Intel PCG 2015C |
価格(変動有) | 8,000円台 |
1万円以下で非常に優秀なコスパを誇るのが【intel Core i3 9100F】です。
ライバルであるAMDのRyzen 3も1万円は切りません。そのため、低価格で最高のパフォーマンスを求めるならばこのCPU一択になるでしょう。
ほとんどのゲームが快適に動作しますが、他にもアプリを複数立ち上げていると若干の重さは感じます。
ただ、初心者向けにはこれほどうってつけのCPUはないでしょう。もし、あと1万円弱お金が出せるようであれば、上位の6コア Core i5 9400Fを選べばノンストレス。
広告
自作・BTOPCにおすすめなCPU【2万円以下】
Ryzen 3 3300X【コスパ最強、ゲームもOK】

コア数 | 4 | スレッド数 | 8 |
---|---|---|---|
CPUソケット | Socket AM4 | チップセット | AMD 400 / 500シリーズ |
クロック周波数 | 3.8 GHz | ブーストクロック | ~ 4.3 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | × |
TDP | 65 W | 付属クーラー | Wraith Stealth |
価格(変動有) | 15,000円 |
最初に紹介をした「Core i3 9100F」は4コア・4スレッドですが、こちらは4コア8スレッド。
性能で言えば【Core i3 10100】よりも高性能でして、さらに言えば上位モデルと渡り合います。
これが15,000円ですから驚くべきコスパの高さ。
ゲーミングもこのCPUであればかなりサクサクです。
Core i5 10400F【高コスパで万能】

コア数 | 6 | スレッド数 | 12 |
---|---|---|---|
CPUソケット | LGA 1200 | チップセット | Intel 400シリーズ |
クロック周波数 | 2.9 GHz | ブーストクロック | 4.0 ~ 4.3 GHz |
オーバークロック | × | 内蔵GPU | × |
TDP | 65 W | 付属クーラー | Intel PCG 2015C |
価格(変動有) | 19,845円 |
6コア・12スレッドの「Core i5 10400F」はゲームから動画編集などのクリエイティブ用途まで十分なパフォーマンスを発揮する、万能でコスパの良いCPUです。
内蔵GPUは無いので、別途専用GPUを用意する必要はありますがそれにしても2万円以下では断トツの性能ですので、予算が2万円以下でガッツリゲームをしたいのであればこちらがおすすめ。
ゲームをしつつ他のタスクも立ち上げる状態(マルチタスク)でも問題なく稼働します。
クリエイティブ用途に十分なパフォーマンスを発揮すると書きましたが、日常的に動画編集する人や、重ための動画編集においてはパワー不足ではあります。
こちらだとゲーム用途・クリエイティブ用途共に満足のいく結果が得られるので、まさに鉄板CPU。
自作・BTOPCにおすすめなCPU【5万円以下】
Ryzen 5 3600【超コスパで万能】

コア数 | 6 | スレッド数 | 12 |
---|---|---|---|
CPUソケット | Socket AM4 | チップセット | AMD 400 / 500シリーズ |
クロック周波数 | 3.6 GHz | ブーストクロック | ~ 4.2 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | × |
TDP | 65 W | 付属クーラー | Wraith Stealth |
価格(変動有) | 26,000円 |
Ryzen 5 3600は、ゲーム・クリエイティブ用途共に万能に活躍する「超絶コスパCPU」
何故超絶コスパCPUと言っているかというと、性能的には「Core i7」を上回るんですよね…
ゲーム性能だけで見ればCore i7が優勢ですが、総合的な性能で見ればRyzen 5 3600に軍配があがります。
ゲームもクリエイティブもストレス無い環境を整えたい人にピッタリのCPUです。
Ryzen 7 3700X【クリエイティブ用途重視】

コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
---|---|---|---|
CPUソケット | Socket AM4 | チップセット | AMD 400 / 500シリーズ |
クロック周波数 | 3.6 GHz | ブーストクロック | ~ 4.4 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | × |
TDP | 65 W | 付属クーラー | AMD Wraith Prism |
価格(変動有) | 44,000円 |
8コア16スレッドで非常にコスパに優れたクリエイター向きのCPUが「Ryzen 7 3700X」です。
クリエイター向きと言えども、ゲームのほうでもかなりの高パフォーマンスを発揮します。(Core i7より若干貧弱なくらい)
4万円台前半でクリエイティブ性能はCore i9を上回るので、これだけでとんでもない代物ということがわかると思います。
日常的に動画編集やAdobeを使った業務をする人にはこれ以上にないほど満足のいく買い物になることは間違いありません。
Core i7 10700K【ゲーミング重視】

コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
---|---|---|---|
CPUソケット | LGA 1200 | チップセット | Intel 400シリーズ |
クロック周波数 | 3.8 GHz | ブーストクロック | 4.7 ~ 5.1 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
TDP | 125 W | 付属クーラー | × |
価格(変動有) | 46,970円 |
「Core i7 10700K」は先に紹介したRyzen 7 3700Xと比べて価格帯は似ていますが、ゲーミング性能が高いです。
しかしながら、クリエイティブに強くゲームもストレス無くできる「Ryzen 7 3700X」と比べてしまうとどうしてもコスパは劣ります。
ゲーム目的で4万円台CPUを探しているのであればこちらがベストですが、コスパを考えると「Ryzen 7 3700X」を選ぶのがベターです。
自作・BTOPCにおすすめなCPU【最高の環境を求めている人に/10万円以下】
Core i9 9900KF【ゲーミング重視】

コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
---|---|---|---|
CPUソケット | LGA 1151 | チップセット | Intel 300シリーズ |
クロック周波数 | 3.6 GHz | ブーストクロック | 4.7 ~ 5.0 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | × |
TDP | 95 W | 付属クーラー | × |
価格(変動有) | 54,000円 |
ゲーマーが目指すべきCPUがこちらの「Core i9 9900KF」です。
ゲーミングの性能そして安定さを考えるとやはりRyzen 9ではなくCore i9 9900KF一択です。
また、グラフィックス内蔵の「Core i9 9900K」もありますが、GPUは専用のものを用意するので9900Kより安い【9900KF】で良いでしょう。
Ryzen 9 3900X【高コスパ、ハイパフォーマンス】

コア数 | 12 | スレッド数 | 24 |
---|---|---|---|
CPUソケット | Socket AM4 | チップセット | AMD 400 / 500シリーズ |
クロック周波数 | 3.8 GHz | ブーストクロック | ~ 4.6 GHz |
オーバークロック | 〇 | 内蔵GPU | × |
TDP | 105 W | 付属クーラー | AMD Wraith Prism |
価格(変動有) | 60,000円 |
12コア24スレッドでほぼ全てのことがノンストレス、最高の環境でゲームもクリエイティブもできるCPUが「Ryzen 9 3900X」です。
価格も6万円とコスパも最高級。
ハイエンドゲーミングPCでオールジャンルを楽しみたいのであればRyzen 9 3900Xが適正です。価格を見てもこれがベストな選択になります。
広告
自作・BTOPCにおすすめのCPU まとめ
本記事では《【2021最新】自作・BTOPCにおすすめなCPUはこれだ!初心者でも用途・価格別でわかる》についてまとめてきました。
CPUは価格によって性能が変わってきますので、自分の用途・予算に合わせてCPUを選びましょう。
長く使うつもりであれば、性能の良いCPUを選んでおけばどんな用途にも対応できるので、悩んだら自分が想定している用途より少し良い性能のCPUを選んでおくと安心です。
最後にサクッと価格別におすすめのCPUをまとめて終わりにします。