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新しくPCを購入するための目安として大切なのが【CPU】です。
CPUとは、PCの中核的重要部分であり、こちらの性能によってPCのスペックも変わってきます。
しかし、CPU性能の見方は専門的な用語も多くいまいちわかりにくかったりします。
なので、この記事では「これから新たにPCを購入したいけれども、どのようにCPU性能を見たら良いのかわからない」とお悩みの方に向けて、CPUの見方についてやさしく解説します。
- CPUとは?どのくらい大事なパーツなのか
- CPU性能の見方について
- Intel CoreとAMD Ryzenの違い
- BTOにおすすめのCPU
CPUとは?
CPUとは、「Central Processing Unit」の略式であり、コンピューターの中央処理装置を意味します。
PCにとって、大切な中核を担い、どのPCにも必ず搭載されています。
PCの動作や、計算、マウスの動作などがCPUの仕事です。
なので、CPUの性能が高ければ高いほど、PCの動作性や機能性をはじめとしたスペックが高いということになります。
処理速度が早ければ早いほどどんな作業もスイスイできちゃいますよね。
より高性能なPCの購入を検討している方は、特にCPUの性能についてチェックしましょう!
CPU以外のメモリやHDD・SSDについて知りたい人は上記の記事をご覧ください。
CPUの種類、IntelとAMDについて
一昔前までは、CPU といえば Intel が一般的でしたが、近年では AMD 製品も徐々に普及しており、日本国内のシェア数も2019年には Intel に並びました。
現在の日本の CPU 市場を見ると、Intel の代表格であるCoreとAMDの代表格である Ryzen の二強と言えます。
Intelはゲーム向け
Intel Coreシリーズはシングルスレッド性能が高いためより高いフレームレートが出ます。
『シングルスレッド性能』
ブラウジングなどの軽い作業をいかに早くこなすかということに関わる性能
普通にゲームをするだけであればAMDでも問題ないのですが、より良い環境でプレイしたい人や配信活動などを行う人はIntelのほうが快適にプレイができます。
AMDは動画編集などクリエイティブ向け
AMDはマルチスレッド性能が高いため、動画編集などクリエイティブ作業を快適に行えます。
『マルチスレッド性能』
動画のエンコードなどの重い作業や複数の作業を並行して行う時に関わる性能
それに加えてコスパが良いので選ばれています。
価格面での比較
価格については若干ですが、Ryzen の方が安価な傾向にあります。
以前は AMD 製品は圧倒的に安かったのですが、現在ではものによりけりと言ったところ。
また、Ryzen は品薄になることがあり、時期によっては価格が少し上がることがあります。
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具体的なCPU性能の見方について解説
さて、ここからは具体的なCPU性能の確認の見方について解説していきます。
CPUの性能を決める重要な5要素はこちらです。
- コア数
- スレッド数
- クロック周波
- キャッシュメモリ
- バススピード
CPU性能の見方1:コア数
コアとは、CPUの内部にあり、命令を実行する中核部分を指します。よって、このコアの数値が大きければ大きいほど処理能力が高いです。
現在多くのCPUでは、クアッドコア(4コア)、ヘキサコア(6コア)、オクタコア(8コア)などの多くのコア数を備えているものが多いです。
CPU性能の見方2:スレッド数
「○コア○スレッド」のように、コア数とスレッド数は並んで表記されることが多く、こちらは「倫理コア数」とも呼ばれ、PCより認識されるコアの数を表します。
最近のCPUでは、処理能力を高める技術により、PCに実際のコア数よりも多いコア数を認識させ、効率的に処理を行うことができるものが多いです。
Intel | AMD | ||
---|---|---|---|
Pentium Celeron |
最大4コア/4スレッド | Athlon | 最大2コア/4スレッド |
Core i3 | 最大4コア/8スレッド | Ryzen 3 | 最大4コア/4スレッド |
Core i5 | 最大6コア/12スレッド | Ryzen 5 | 最大6コア/12スレッド |
Core i7 | 最大8コア/16スレッド | Ryzen 7 | 最大8コア/16スレッド |
Core i9 | 最大10コア/20スレッド | Ryzen 9 | 最大16コア/32スレッド |
CPU性能の見方3:クロック周波数
クロック周波数はCPUが1秒間で1クロックが何回繰り返されたかを指します。単位は「Hz」。
クロックは『命令を実行すること』と覚えてください。
例えば、1秒間に10回クロックされる、というのは1秒間に10回命令を実行できるということになります。
この場合のクロック周波数は10回クロックなので10Hzです。
クロック周波数の見方を簡単に言うと、1秒間に5回クロックできるものと1秒間に10回クロックできるものどっちが優秀かと言われれば数字が大きい10回クロックするほうですよね。
コア数が高いほど、クロック周波数も上がります。なので、クロック数が高いほど、処理スピードが速くなります。
CPU性能の見方4:キャッシュメモリ
キャッシュメモリとは、CPUが内蔵するメモリを指します。
こちらのキャッシュメモリは、PC動作のスピードアップのために、頻繁に取り扱うデータを蓄えることができます。
容量はメインメモリに比べ、少ないですが、速度が速いため、処理頻度の高いデータを蓄えることができます。
また、キャッシュメモリは1次キャッシュ、2次キャッシュ、3次キャッシュなど複数存在しますが、CPUによって決まっています。
数字が小さいほど高速かつ容量も小さいです。
CPU性能の見方5:バススピード
バススピードは、マザーボードのスピードを指します。
「FSB」という指標で表され、ちょっとわかりにくいかもしれませんが『CPU がそれ以外のパーツとデータをやり取りするスピード』のことになります。
こちらのバススピードが速ければ速いほど高性能です。
CPU性能の見方 まとめ
この記事では《CPUの性能はどうすればわかる?←具体的な見方を教えます【5項目をチェック】》についてまとめてきました。
CPUは性能が高ければ高いほど、どんなPC作業においても快適にこなすことができます。
- コア数
- スレッド数
- クロック周波数
- キャッシュメモリ
- バススピード