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マイクロソフトの【Surface Pro X】は13型で常時LTE接続に対応したタブレットPCです。
▼本記事でレビューするSurface Pro Xの基本スペック▼
サイズ | 13インチ | CPU | Microsoft SQ1 |
---|---|---|---|
メモリ | 16GB | ストレージ | 256GB SSD |
それでは《【Surface Pro X レビュー】LTE対応の薄型タブレットPC【最大駆動約13時間】》について書いていきます。
Surface Pro X のココに注目!
Surface Pro Xの注目ポイントはこちら▼
- 13.型でベゼル(額縁)が狭いタブレットPC
- nanoSIM、eSIM対応LTE
- CPUにMicrosoft SQ1を採用
- 長時間駆動(約13時間)
- タイプカバーにペン収納可能
- Office付き
このポイントを考えると、こんな目的・用途で探している方におすすめのパソコンです。
- LTE接続でどこでもネット環境に繋げたい方
- 一般用途(Officeや動画視聴)を考えている方
- 持ち運びに便利なPCを探している方
- iPadではなく、よりPCに近いタブレットPCを探している方
続いて、Surface Pro Xの「スペック・デザイン・使用感」など実機レビューをしていきます。
Surface Pro Xの同梱物
- Surface Pro X本体
- ACアダプタ
- 説明書
- 保証書
- Office
- SIMの蓋開け
※専用のタイプカバーとペンは別売りでして、【スリムペン付きSurface Pro X Signatureキーボード】として販売しています。
Surface Pro Xは【Office付き】ですので、別途Officeを購入する必要はありません。
付属するOfficeに書かれているプロダクトキーをOffice立ち上げ後に入力すれば使えます。
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Surface Pro Xのスペック
製品名 | Surface Pro X |
---|---|
CPU | Microsoft SQ1 |
メモリー | 8GB / 16GB |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB SSD |
サイズ | 幅287×奥208×高さ7.3mm |
重量 | 約 774g |
液晶 | 13インチ 2880 x 1920 グレア(光沢) |
バッテリー持ち | 最大13時間 |
認証方法 | パスワード解除 顔認証 |
インターフェース | USB 3.2 Gen 2 Type C ×2 SIMカードスロット |
Surface Pro Xの性能と用途
用途 | 評価コメント | 総合評価 |
---|---|---|
趣味 | 動画視聴やブラウジングはスムーズ | |
Office | Office作業はストレス無し | |
Adobe系 | PS,AIなどは可能(一部機能利用不可) LR,PPなどは不可能 |
|
動画編集 | 非推奨 | |
ゲーム | 軽量級のゲームであれば可能 |
CPUのMicrosoft SQ1について
Surface Pro XはIntelではなく、Snapdragonをベースに《Microsoft》と《Qualcomm》が共同開発した【Microsoft SQ1】というARMアーキテクチャ採用のSoC搭載しています。
ARMアーキテクチャはスマホ・タブレットで広く採用されているSoCになります。
現在までに、Snapdragonを搭載したWindows PCの中でもMicrosoft SQ1はかなり性能が高め。
このMicrosoft SQ1を使うことで、省電力化や薄さに拍車がかけたのがSurface Pro Xなんです。
Windowsの対応アプリケーションについて
これまでのSurfaceシリーズとは違い、Pro Xでは64ビット(x64)アプリは動作しません。
そのため、Officeなどのソフトウェアはもちろん動作しますが、Adobeの「Lightroom」や制限されるゲームがでてきます。
64ビット(x64)アプリをインストールしようとすると、《インストールできません》と弾かれため、インストールもできません。
LTEについて
Surface Pro XはこれまでのProシリーズとは違い、【LTE接続】に対応しています。
LTE接続とは?
LTEは基本的にスマホなどで使われている通信で、Wifiが繋がっていないときはLTE接続されネットなどが閲覧できています。
LTEは《eSIM(本体内蔵のSIM)》と《nanoSIM(別途他社契約が必要)》に対応しています。
eSIMのメリットはWEBで契約してすぐに使うことができるというところ。
eSIMでないと、WEBで手続きした後にSIMカードの到着を待って、SIMカードを実際にデバイスに差し込んで使うという煩わしい手順が発生します。
これだけみるとeSIMのほうが手っ取り早くて良いのですが、従来の方法で格安SIMを契約したほうが料金的には安いです。
さらに、Surface Pro Xは【常時LTE接続】ですので、スリープ中でもネットに繋がっています。
そのため、スリープ後すぐにネットに繋げて閲覧したり動画を見たり、メールをチェックしたりと、スマホと同じような感覚で使えるのも特徴的ですよ!
外観について
Surface Pro Xのカラーは「ブラック」のみになります。
表面は液晶で裏面はロゴのみの構成。
表面はツヤツヤしており、触ると指紋跡はやや残ります。
ただ、質感は高く高級感があります。
全体的に丸みを帯びていて可愛さもあるデザイン
横から見てみると薄さが際立ちます。
キックスタンドを開けると「SIMカード」を挿入することができます。
キックスタンドは最大ここまで開きます▼
キックスタンドの可動の様子がこちら▼
サイズ・重量について
実際にSurface Pro Xを手で持ってみるとこのくらいのサイズ感▼
サイズは「幅287×奥208×高さ7.3mm」でA4サイズよりも一回り小さめ。
A4ノートと比較▼
A4ノートより一回り小さいので、普段使っているバッグにスッポリ入ると思います。
タイプカバーをつけてもスタイリッシュなのでかさばることも少ないですよ!
重量は公式では約774gですが、実測では「776g」でした。
タイプカバー+ペンの重量は実測で「294g」
液晶(本体)とタイプカバーを合わせて「1.1kg未満」のため、持ち運びも軽々できますよ!
ACアダプターは実測で「289g」
Surface Pro Xの最大駆動時間は約13時間あるため、充電をしなくても1日作業できるバッテリー持ち。
基本的に持ち運びには本体とタイプカバーのみの1.1kgと考えてOK。
液晶について
液晶サイズは「13インチ」で解像度はフルHDをこえる「2880 x 1920ドット」
液晶はフルHDを超える高画質でとても綺麗です。
文字もはっきり見えますし「グレア(光沢)」のため色合いは素晴らしいです。
ただ、液晶への映り込みがありますので気になる方は保護フィルムなどでカバーしたほうが良いですね。
液晶は斜めから見てもキレイで見やすいですよ。
液晶はタブレットPCなので、「タッチ対応」
別売りのペン付きタイプカバーから「Slim Pen」を使えばサラサラッと書くことが出来ます。
ただ、本格的なイラスト作成には向きません。
液晶のベゼル(額縁)はナローベゼルデザインで非常にスリム。
さらにスピーカーは左右についており、音質も少し物足りなさはありますが悪くないです。
キーボード(タイプカバー)について
標準値 | Pro X | |
---|---|---|
キーピッチ (キーとキーの間の距離) |
約18-19mm | 約19mm |
キーストローク (キーの押し込みの深さ) |
約1.2-1.4mm | 約1.2mm |
キーピッチ・キーストロークともに標準的ですが、打鍵感としては優しめで少し浅めな感じ。
ただ、反発も丁度よく万人に好まれるタイプでしょう。
キー配列は一番ベーシックなタイプでしてタイピングは正確におこなえます。
タイピング音も静穏で小気味の良い「トコトコ感」があります。
こちらはパームレスト(腕を置く部分)▼
パームレストは少し凸凹していますが、滑らかなさわり心地。
タイプカバーが床に着いていない状態だと多少たわみが気になるときがありました。
タイプカバーは傾けることも、垂直にすることもできるのでお好みで調整しましょう!
種類 | 一体型 |
---|---|
サイズ | 約10cm |
タッチパッドは一体型で丁度よいサイズです。
クリック音は結構大きめの音で「カチッ」と鳴ります。指通りがよくタッチパッド操作でも特にストレスは感じません。
タッチパッドはもちろん、マウスジェスチャー対応です。
1本指でカーソルの移動やクリック
2本指でスクロールやピンチイン、アウト、右クリック
3本指でマルチタスク、デスクトップに戻る
4本指でデスクトップの切り替え等
インターフェースについて
Surface Pro X 左側面
- USB 3.2 Gen 2 Type C
- USB 3.2 Gen 2 Type C
Surface Pro X 右側面
- Surface Connect 接続ポート
Surface Pro Xのインターフェースはかなり少な目。
基本的にはUSB Cによるアクションが必要になります。このインターフェース…Macみたいですよね。
USB-CはThunderbolt3には非対応、PD(Power Delivery)、映像出力には対応しています。
なので他のポート(USB AやHDMI、SDカードスロット)が欲しい人はUSB C ハブを購入することで幸せになれますよ!
Surface Pro Xの各種性能テスト(ベンチマーク)
CPU性能
CPU性能としては【AMD Ryzen 5 3500U】と同等程度のパフォーマンスを持つことがわかりました。
ストレージ性能
SSDの読み書きの速度を計測。
SSDは標準だとPCIe接続でまあまあ高速で実用性は十分です。
ゲーム環境ベンチマーク
計測は解像度「1920×1080(フルHD)」、品質設定は「標準」で行いました。
軽量級のドラクエXが「普通」という結果。
Pro Xはゲームに向いているPCではないですので、ゲーム目的で購入すべきではないです。
Surface Pro Xのラインナップ
CPU | メモリー | ストレージ | 価格(税別) |
---|---|---|---|
Microsoft SQ1 | 8GB | 128GB SSD | 142,780円 |
Microsoft SQ1 | 8GB | 256GB SSD | 164,780円 |
Microsoft SQ1 | 16GB | 256GB SSD | 204,380円 |
Microsoft SQ1 | 16GB | 512GB SSD | 241,780円 |
普通に動いてコスパが良い物を探している人には適しませんが、快適な動作環境と高品質なデザインを求めている人にはピッタリのモデルです。
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Surface Pro X 実機レビュー まとめ
本記事では《【Surface Pro X レビュー】LTE対応の薄型タブレットPC【最大駆動約13時間】》についてまとめてきました。
13型で常時接続型のLTEを搭載。どこでもスッと繋がるまるでスマホのような使い勝手の良いタブレットPC。
バッテリー駆動時間13時間と長く、MAX充電で1日使えるレベル。
CPUにMicrosoft SQ1を採用しているため、使えないアプリケーションがあることに注意。
主に一般的な用途での使用(Office)や動画視聴、国内や海外どこでも使用を用途とした人に最適。
本記事は以上です!公式サイトでさらに魅力をチェックしてみてくださいね。